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記事: リネンとアイロン

リネンとアイロン
linen&ironing

リネンとアイロン

THE ROUTINE LINEN ( 15 )日常のリネン ( 15 )

“Life is but a tissue of habits.”

— Henri-Frédéric Amiel

If we believe that, we can change our life by changing our habits. And I think that good habits are about having a good routine in our daily life. In this blog, I would like to introduce our products as things to accompany such a good daily routine. 

”人生は習慣の織物である”ーアンリ・フレデリック・アミエル

そう信じれば、習慣を変えることで人生が変わるはずです。そして、よい習慣は日常によいルーティンを持つことだと思います。このブログでは、そのようなよいルーティンに寄り添うためのモノとして、弊社の製品を適宜ご紹介しよう思います。

     

”Is Ironing Linen Really Necessary? "

「リネンにアイロン掛けは必要?」

さて、今回はリネンのケアの中でも様々な意見のあるアイロン掛けについて考えたいと思います。

  

洗濯することで育つ布

リネンは生活に寄り添う布製品で、気軽に洗濯できます。新品の間はしばらくハリ感の強い硬めの風合いが続きますが、繰り返し使って洗濯していくうちに、徐々に柔らかくなります。これを私たちは、”風合いが育つ”と言っています。こうして育ったリネンですが、毎回洗濯直後は凛と背筋を伸ばしたかのように布にハリ感が戻ります。それは、まるで私たちが入浴して心身ともにリフレッシュした時のようです。洗い立てのリネンを手にした時に感じる新鮮な気持ちは、リネン自身がリフレッシュしてるためなのですね。

洗濯したての気持ち良さは、リネンを使う醍醐味の一つです。さあ、どんどん使って洗いましょう。

使い込むほどにその風合いが育つリネン

    

アイロンをかける派、かけない派?

基本的にリネンは自然乾燥がオススメですので、脱水した直後の少し濡れた状態で干すのが普通です。その時にタオルであれば、四隅をつまんでパンパンとシワ伸ばし、洋服であれば、襟や裾など丸まりやすい箇所を伸ばして干せば、ナチュラルなシワが残る程度で乾きます。この自然な感じが好きという人は、この後アイロンはかけなくても満足することでしょう。その一方で、クシュッとなった繊維をピンと伸ばしてよりフラットに仕上げたいという方もいます。そのような方には、アイロンがけがオススメです。アイロンをかけた後のリネンは、その見た目もさることながら、その風合いが”プルンッ”と独特なものになりますね。これはこれで、リネン好きにはたまりません。

このように見てみると、リネンにアイロンはかけてもかけなくてもどちらでも楽しめそうです。各個人の好みに依るといったことろでしょうか。しかし、もしかすると、アイロンをかけない派の中には、リネンにアイロンをかけるやり方を知らないために、アイロンをかけない派になっている方もいるかもしれません。そこで今回は、リネンにアイロンをかける派、かけない派、両方の方に向けてリネンをより楽しむためにアイロンをかける際に注意する点などを解説いたします。普段からアイロンをかけている方には、再確認として、かけない方には、この機会にリネンとアイロンの関係を是非知っていただきたいと思います。

   

リネンにアイロンをかけても大丈夫?

そもそも天然繊維であるリネンにアイロンをかけても大丈夫なのでしょうか。結論から言うと、リネンはアイロンをかけても問題ありません。

アイロンには、「麻/高温」モードがあるように、リネンは熱に強い天然繊維です。

麻(フラックス)由来の繊維は耐熱性が高く、コットンよりも高温に耐えられる特性があるからです。

リネンは亜麻の繊維から作られる

  

リネンにアイロンをかける場合のポイント

リネンのシワを伸ばし、プルンッとした風合いに整えたい場合には、アイロンがけの際に以下のポイントを押さえましょう。

 

1.半乾き~湿り気のある状態で

リネンのシワを伸ばすためには、水分を含ませた状態にすることがポイントです。

 

衣服などが完全に乾燥している場合には、アイロンがけを行う前に、霧吹きを使用して水分を含ませましょう。

 

2.   温度は高温設定(麻モード)

アイロン表示で「麻」マークがある場合はそれを選択、ない場合は高温設定で問題ありません。

 

ただし、ものによっては生地が傷んでしまう場合もあるため、必ず洗濯表示を確認してください。

 

3.あて布を使う

特に濃色リネンや生成り生地はテカリ防止のため、あて布を使用すると安心です。

 

4.押し当てるようにかける

滑らせるというよりも、「プレスする」イメージを意識しましょう。 

繊維方向に沿って軽く押すように、細かく動かすのが理想的です。

 

アイロンがけで注意する点

アイロンもかけ方しだいでは、生地の光沢変化やテカリの発生など、リネン自体を傷めてしまう場合があります。アイロンがけが必要な場合には、以下の点に注意するといいでしょう。

1.乾燥した状態でかけない

シワが伸びにくいリネンは、中~高温設定でのアイロンがけが基本ですが、繊維がパリッと硬くなりすぎる場合があるため、完全に乾燥した状態でアイロンをかけ続けないようにしてください。

 

2.刺繍やプリント部分には当てない 

 刺繡やプリント部分には直接当てない刺繡やプリントが施された箇所に直接アイロンを当てると、変色や溶解のリスクがありますので、十分に注意してください。

  

  

アイロンをより気楽に~リネンのシワを軽減する裏ワザ

「毎回アイロンは面倒」という方も多いかもしれません。そこで、シワの入り方を出来るだけ軽減することで、アイロンがけの負担を減らせたらいいですね。そんな方は以下のような方法をお試しください。 

1. 脱水を弱める
   
洗濯時の脱水を短時間にするとシワが軽減します。加えてネットに入れて洗濯すると、より効果的です。
    
    
   
2.形を整えて干す
    
手で縫い目を伸ばし、形を整えてから干すだけでも仕上がりは大きく変わります。

また脱水を弱めたことで、乾燥時間は通常よりも要しますが、水分の重さでリネンの繊維が下に引っ張られるため、自然にシワが伸びるようになります。

 

3.スチームのみで整える
   

アイロンを直接当てず、スチームだけを使う方法もあります。

ふんわりとした風合いを残したい場合に試してみてください。

 

4. 浴室の湿気を利用する
   

入浴後の浴室に吊るすだけでも自然にシワが落ち着きます。

 

 

 

テンジンファクトリーの商品ではどうか?

リネンの織物工場「テンジンファクトリー」のリネンは、良質な原材料を用い、布作り・染色・裁断・縫製・刺繍などを日本国内で小ロット生産しています。

生地作りでは「織物の耳」という意味のセルビッチリネンを生み出す、シャトル織機と呼ばれる昔ながらの織り機を使いふんわり織り上げています。縫製に際しては、裁断は手作業で一枚ずつ丁寧に行っています。これは、地の目に沿って裁断するためです。

    この緑色の道具が「シャトル」で日本語では杼と言う

  

シャトル織機でしか織れないセルビッチ(耳)の布

  

   

1.地の目に沿って裁断する理由
  

シャトル織機で織った布は、糸へかかるテンションが少ないので、素材本来の風合いを損なわずに布にすることができます。

地の目に沿って裁断・縫製された布は、繰り返し洗濯しても変形やねじれが起こらず、素材本来の風合いが歪められずに持続します。同時に形が維持され、美しい見た目も持続することになります。

   

糸を引きながらハサミで裁断してる様子

  

 

2.アイロンをかけなくても形が整う
   

上述したようにテンジンファクトリーの製品は縫製する際に地の目に沿って裁断しているので、洗濯後、少し濡れている状態で縫い目を伸ばしたり、端と端を持って軽く引き延ばしたりすれば、形が整います。ナチュラルなシワは残りますが、それほど気になりません。

乾きの速いのもリネンならでは   

 

3.シワがあるおかげで涼しい
   

リネンはシワがあるおかげで涼しく感じられます。

シワによって皮膚と接触する面積が少なくなっているためです。

同時に汗ばんでもべったりと皮膚にまとわりづらくなっています。

  サラッとした着心地が気持ちいい 

  

4.必要に応じてアイロンはかける

リネンにアイロンはかけなくてもナチュラルなシワがある程度なら、気になりませんが、それでも天然繊維ですので、取り扱い方次第では大きなシワが付いてしまうこともあります。そのようなときは、手間惜しまずにアイロンを当てましょう。 

     

テンジンファクトリーのリネンタオル・エプロン・キッチンクロス・ブランケット・シーツ・布団カバー・枕カバー・カーテンなどの自社製品は、長く使っても型崩れがせず、美しさを保つように全て手作業で地の目に沿って裁断され、製品となっております。


 

草木染めのリネンエプロンとキッチンクロス

   

ベッドリネン

  

  

リネンタオル

  

  

リネンガーゼカーテン

 

  

最後に、日常のリネンの一コマ
    
ザーッと駆け足でしたが、今回はこれで以上となります。最後までお付き合いいただきありがとうございました。テンジンファクトリーの「リネン製品」が皆様のお役に立てれば幸いです。これからも日常の暮らしに寄り添うリネン製品の魅力を発信していきますので、よろしくお願いします。